夜の九時頃、目が重くなるのが習慣だった。
仕事を終えて、少し調べものをしたり、ニュースを読んだりしたいのに、目が先に疲れる。画面を見続ける気持ちになれなくて、スマートフォンでぼんやり時間を潰す。そういう夜が重なっていた。
ノートパソコンの画面で作業しているせいかもしれない、と思っていた。でも、それ以上は考えていなかった。モニターが必要な仕事でもない。わざわざ買うほどでもない、と。
XUNDEFINEDの21.5インチモニターを設置したのは、あまり大きな期待をしていなかった。とりあえず画面が増えれば、作業しやすくなるだろう、という程度だった。
非光沢のVAパネルというのが、何がいいのかよく分からないまま使い始めた。後から調べると、光の映り込みが少なく、目への刺激が抑えられるらしい。フリッカーフリーとブルーライト軽減の機能も、同じような理由で設計されているということだった。
使い始めて一週間ほど経って、夜の九時を過ぎても、作業を続けられることに気づいた。目が重くなる感覚が、前ほど早く来ない。
画面との付き合い方が、少し変わった気がする。

